仕事

『明治を生きた男装の女医 高橋瑞物語』著者:田中ひかる 発行:中央公論新社(2020)

医学部入試で女性の受験者を不当に不合格としていた事件は記憶に新しい。また、未だに「女医」という言葉には「未熟さ」「若さ」「見た目がきれいである」「性格がキツい」といったイメージをもって使われることもあるように、世間一般的の認識に女性で医者…

『エッセンシャル極アウトプット「伝える力」で人生が決まる』著者:樺澤紫苑 発行:株式会社小学館(2021)

著者の樺澤先生はYou Tubeで知りました。かれこれ5年ほど前になるでしょうか。私が産後鬱で辛かった時に大変ためになる情報を発信されていて、メンタルクリニックへの受診の助けになり、今でも日々のメンタルコントロールをサポートしてくれる存在です。 数…

大杉 栄 伊藤 野枝選集 第一巻「クロポトキン研究」 黒色戦線社1986年6月1日発行

経済学や経済哲学の話となると翻訳が難解で理解に苦しむことが多々あったのですが、この本の前半では引用だけでなく大杉栄氏の解説によるところが多く、近代経済を学びたい人の入門書にもうってつけな内容なのではと思いました。 ダーヴィンの進化論が誤って…

『「オバサン」はなぜ嫌われるか』著者:田中ひかる 集英社新書

「オバサン」の定義を細部まで突き詰めることで、今までの日本で形成されてきた女性に対する差別的眼差しを明らかにしている本です。 私の中で1番衝撃だったのが、妻が夫の浮気と賭け事への散財を理由に離婚と財産分与を求めて訴えた際の、1955年5月6日の東…

『風よあらしよ』村山由佳 集英社 を読んで

『風よあらしよ』は、伊藤野枝の生き様を小説にしたドラマ化もされている作品です。 私は彼女について、女性の社会運動家として度々見聞きすることがありましたが詳しくは知りませんでした。 この小説では、本人の立場から見た尺度で語られていること、また…

『じゅうぶん豊かで、貧しい社会』を読んで

欲について産業革命前から今を考察している本。 特に印象的だったのはケインズの主張。「食べるに困らない生活水準に達すれば、人は労働から解放され自由になれる」と産業革命前は本気で信じられていたのだ。生命の維持がそもそも大変だった時代からすると、…

『SWALLOW』を観た感想

異食症を患った主人公のハンターに、夫がかけた言葉が「結婚前に教えてくれ」だったの、とても印象に残っている。 誰しも人は壊れていく可能性はあるもので、何かあっても支えていくのが家族なのに酷いなぁ、優生思想だなぁ、怖い人だなぁと思って観ていた。…

感情のはけ口になってしまった

今日は明らかに私のミスではないことで一方的な怒りをぶつけられてしまった。事情を説明しても怒りに囚われた相手方は聞く耳などなくてこちらが折れるしか道はない。 さらに卑怯なのは当事者全員がいる場ではなく、私と1対1のフェアじゃない場面で詰めたこと…

久々の投稿

1年半ぶりに投稿を再開しました。 パートタイマーになり、メンタルの状態が落ち着いて、今後の仕事のこととかを考えて資格の勉強に力を注いでいたらこんなに時が経っていました。 資格は社会保険労務士を目指して勉強中なんですけど、本当に難しいですね…(…

久々の風邪

コロナが猛威を振るい始めたのは、確か去年の2月頃。コロナという名称よりも「武漢ウイルス」と報道されていたような気がする。去年の今頃はまだ、旧正月の中国へ家族で旅立てるくらいには脅威とはなっていなかった。まさかこんな状態になるなんてね。 去年…

怒りとどう向き合おう…

ここ最近、仕事でイライラすることが多々ある。 他人ができないことを責めるのは人を傷つけてしまうからやめたいし、自分にもできないことはあるから責めるなんてことは棚上げにも程があると言い聞かせているけれど、どうにも相手に期待をしてしまいイライラ…