「兄弟は他人の始まり」
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「兄弟は他人の始まり」ということわざが、
ありありと現実のものとなる日が来ようとは
思いもしていませんでした。
「話があるから」と、1歳の子どもがいる私に、
片道2時間ほどの場所で会うように連絡をしてきた弟A氏。
インフルエンザが猛威をふるう2月の寒い季節。
「子どもがいるから」、「インフルエンザにかかりたくないから」と、
ありのままの断りのLINEを送っても「お願いだらか来て」の一点張り。
どうしてそんなにしつこく誘ってくるのか分からず、
結局、私は弟A氏のLINEは無視して行くことはなかったのだけれど、
後日、なぜ、その日その場所に来るよう誘われたのかが判明しました。
弟A氏は、ネットワークビジネスのニュースキンに心酔していたのでした。
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家庭環境について 〜心の問題?〜
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私と弟A氏の育ってきた家庭環境は、父親が「アル中」、母親は「共依存」の典型的な機能不全家族。
父親は子どもに関心を示さず 、仕事はしても酒を飲み、家では暴れ怒鳴り散らす有様。
母親はそんな旦那からの暴力と先の見えない生活のストレスから、子どもを拳と言葉の暴力で思い通りにしようとする、そんな崩壊家族でした。
それでも母親は酒飲みな旦那を見捨てられず、「私がいなくなったら大変なことになる」といって今も一緒に暮らしています。
そんな、ちぐはぐな関係の両親に育てられました。
不幸中の幸いなことに、父親はだいぶ稼ぎの良い人だったので、
私たち兄弟は、大学まで進学・卒業ができ、傍から見たら何の問題もなく、
むしろ好調に社会人となり、結婚をしました。
私は、兄弟それぞれが、劣悪な家庭環境を離れ、最愛のパートナーと共に
平穏な生活をしているものと思っておりました。
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弟A氏も「共依存」?
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・「自分のため」の思考がない
三人兄弟の末っ子だった弟は、母親に可愛がられて育ったように思います。その分、強烈な過干渉もあったように記憶しています。
甘やかされつつも、スポーツに打ち込み厳しい練習にも励んでいた弟A氏ですが、「自分のため」に頑張ることができずに大人になってしまった可能性があるように思えます。
【母親の過干渉】
例えば、習い事への干渉。
スポーツ万能な弟A氏は、小学生の頃から何らかのクラブに所属し、大会に出たりと何かと忙しい様子でした。
母親はそんな弟の練習への送り迎えやコーチ選びやら、教習代への注ぎ込みやらに奔走していました。
弟A氏はその頃何を思っていたのか。今思うと、「母親の為に」頑張っていたのではないだろうかと思わずにはいられません。
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- 今後について・・・
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弟A氏よりネットワークビジネスをやっていることを告げられてから、実はまだ数日しか経っておりません。
3ヶ月ほど前から始めているようなので、着々と勧誘活動に時間とお金を費やしている模様です。
何を言っても「価値観の違い」「楽しいから勧誘を営業活動だとは思っていない」「この仕事でみんなを見返すんだ」と意気込んでいる状況です。
目が覚めるのはいつになるのやら…。
とにかく、「お金貸して」などと言ってきても、関わらないような心構えをしようと思います。