身近な人の優しさ

休日は風邪を引いて寝込んでいた。

 

休日に入る前日は会社をお昼前に早退し、頭が痛く軽い吐き気を我慢しながら、やっとの思いで家に帰ったのを覚えている。とにかく息苦しかった。

朝からちょっと頭が痛いなとは思っていたものの、家を出る前の熱は36.9°で微熱程度。「今日行けば休みだし〜」なんて呑気でいたら、職場で38.6°まで上がってしまった。

 

いつも利用している診療所は、私が家に着く頃には午前の受付は終了している時間。午後の受付開始まで2時間近くあるので、ダルい身体を引きずり引きずり、家に帰った途端布団を引き、倒れ込んだが最後、4時間程眠った。

 

頭の痛みは少し和らぎ、熱もなんとか37.5°まで落ち着いた。ただ、関節の痛みや身体がフラフラする感覚があり、予断は許さない感じがあった。

 

午後の診察を受けて薬をもらい、途中の丼もの屋さんで鰻丼を買って家に帰った。お昼を食べずに寝ていたので遅い昼食(もはや夕食)にした。薬を飲んでまた眠りについた。

 

娘のお迎えは旦那にお願いをした。快く引き受けてくれて本当にありがたい。それだけじゃない。溜め込んでいたお皿を洗い、娘をお風呂に入れてくれ、辛い私を支えてくれることに、とても感謝している。泣きそう。

次の日もずっと寝込んでいた私を起こすことなく、娘の育児や家事をしてくれて本当に嬉しかった。ありがとう。

 

そしてもう一つ、嬉しいことがあった。職場で一緒に働いている方から本当に心配してもらった。ちょうど夏休み中の社員がいて忙しい日なのに、「早く帰りな」「休み明け治ってなかったら休んで!無理しないで!」ってサラッと言ってくれるの、嬉しくて泣きそうになった。

前の職場では、理由の如何を問わず休むたびにイライラや不機嫌を容赦なくぶつけられていたから、とてもとても辛かった。今は、人を傷つける言葉や行動を発しない人といられて心穏やかに過ごせている。

 

今回の風邪では身近な人の優しさに助けられたから、私も人に優しくいられるようになりたい。